ファクタリングと貸金業の違いは、「担保設定」や「保証人」を要するか、「償還請求権」の有無によって異なる場合があります。
ファクタリングの場合は、担保や保証人を設定しないケース、償還請求権の設定しない場合がありますが、譲渡担保融資ではなく完全に売掛
債権買取取引となりますので、万が一の場合について、ファクタリング(売掛金買取)した先、つまり、売掛先が倒産し売掛債権の回収ができなくても、
その代金を利用者がファクタリング会社に支払う必要がありません。
償還請求権がないファクタリングでは、売掛債権の回収リスクはすべてファクタリング会社が背負うことになります。その分、ファクタリング会社にとっては
不良債権を抱えるリスクがあることから、ファクタリング(売掛金買取)利用手数料が高く設定されています。
また、償還請求権がある条件のファクタリングは、債権の買取というよりは、売掛金を担保とした譲渡担保融資の側面が強く反映された取引となります。
それは、万が一売掛先の倒産などで売掛債権の回収が不可能になった場合、ファクタリング会社は償還請求権を行使して、不良債権の売掛金の回収を
することができるのです。
ファクタリングを利用した側としては、せっかく資金調達ができても、売掛先が倒産してしまうとその資金を支払う必要があり、
そのリスクを考慮しなければなりませんが、その分、ファクタリング(売掛金買取)利用手数料が低く設定されています。
貸金業については、不動産担保や代表者などの保証人をとり、償還請求権があるのが貸金業です。
売掛債権担保融資では、会社が保有している売掛債権を譲渡するのではなく、あくまで売掛債権を担保として融資します。
元々資金繰りで厳しい中で、ファクタリングにて未入金の売掛金を早期資金化が出来て、運転資金の改善に繋がるのですが、売掛先の会社が倒産してしまうと
資金の回収が不能となり、その分を貸金業業者に支払わなければならなくなります。
売掛先の会社の支払いが遅れてしまったりすると、金融機関や信用調査会社に情報が反映されてしまい、会社として社会的な信用が低下してしまいます。
どうしても資金が必要、このようなお金を借りる時の確認、
貸金業登録の更新の数字を必ずチェックしましょう。
貸金業登録番号が本物であっても、まだ油断はできません。
闇金によっては貸金業登録をしている事もあるのです。
貸金業登録をしている闇金を完璧に見抜くのは難しいのですが、
方法はあります。
ライオン○○○会社:関東財務局長(12)第00022号
モンキー○○○会社:関東財務局長(1)第00165号
この登録番号の、カッコ内の数字は必ず確認しましょう。
ライオン○○○会社は12で、モンキー○○○会社は3となっています。
この数字は、貸金業登録を更新するごとに増えて行く数字になっています。
貸金業登録の更新は、3年ごとに行われるため、モンキー○○○会社のように、
カッコ内の数字が1なら営業開始から3年以内というのが分かります。
通常、この数字が1の貸金業者は要注意の会社といわれています。貸金業登録を行う悪徳な会社は、
問題を起こす度に会社名や登録情報などをかえることで、貸金業の登録を何度も繰り返します。
そのために、この登録番号が1の貸金業者は、悪徳な会社の危険性が高いので、お金の借り入れは避けた方がいいと言われています。